モチベーション向上のために、取り組むことを自分で選んでもらう
hkgmrimi
現場での場づくり・育成
新人・後輩の行動に対して、どのような対応をしていますか?
良くあるのが「褒める」という対応だと思います。
一見、研修・育成の場で推奨される行為だと感じられるかもしれません。
確かにメリットもありますが、デメリットも潜んでいます。
ここでは、「褒める」ことのメリット・デメリットを検証し、「勇気づけ」というアプローチについて検討していきます。
褒めることのメリット・デメリットを、下記それぞれの視点から検討していきます。
・研修・育成担当者
・新人・後輩
メリットについては、納得・共感しやすいものかと思われます。
一方、デメリットについては、疑問に思われるかもしれません。
褒めるという行為は、「凄いね」「よく出来たね」等、相手の言動・行動が主語になるものと考えます。
こういうケースは、まだマシかと思います。
筆者が1番危ういと考えるのは、下記ケースです。
特に、新人・後輩が明確な価値観・自分軸を持っていない場合、研修・育成担当者の顔色を窺うようになり、疲弊してしまう懸念があります。
筆者の場合、褒めることは基本的にせず、下記のように日々の行動に対して感謝を伝えることをしています。
その際、特に意識しているのは、下記です。
「褒める」ではなく「感謝」だと評価的な意味合いは薄れてくると思われます。
ですが、よく出来たとき・上手く行ったときだけ伝えていたのでは、感謝が伝えられなかったときのモチベーション低下に繋がる恐れがあります。
アドラー心理学では、褒めるのではなく「勇気づけ」というアプローチを推奨しています。
上記の筆者の取り組みのベースになっているため、少し紹介しておきます。
筆者は、「勇気づけ」を下記のように解釈しています。