新人・後輩の退職が決まった後、どのように関わるか
新人・後輩の退職が決まった後、出勤日が何日か残っている場合があります。
そのような場合、残り期間でどのように新人・後輩と関わりますか?
大きく、下記3つの方向性があると思われます。
①掛けるリソースを減らす
②最後まで今まで同様の対応をする
③新人・後輩の今後に繋がるように、関わり方を変えてみる
状況・余裕次第ですが、筆者は出来るだけ③の形を目指して関わるようにしています。
ここでは、その理由・詳細について記載していきます。
退職する新人・後輩をどのように捉えるか
退職が決まった新人・後輩との関わりは、「少なくなる」もしくは「なくなる」ことが多いのではないかと思われます。
そのような人達と関わる残り期間について、捉え方の方向性として下記2つが挙げられます。
- 今後の仕事で関わることはないから、雑な対応でも大丈夫
- 関わる機会が限られているから、残り期間で何か出来ることはないか
前者の場合、自習用の資料などを渡して他の今後も続くことに時間や手間を掛ける、といった対応が考えられます。
そうすると、今まで新人・後輩と良好な関係を築けていたとしても、新人・後輩からの印象がネガティブな状態で最終日を迎えることになるかもしれません。
仕事上の関係は、退職によって終わりを迎えることになるでしょう。
ですが、去っていく新人・後輩が、社外でどのような言動をするかは分かりません。
昨今ではSNSでの発信も考えられますし、家族や友人・知人とのやり取りにおいて言及されることも考えられます。
そこでネガティブな発信がされると、潜在的な入社希望者や取引相手を失うかもしれません。
自分で制御出来る範囲を超えた話ではありますが、何処でどのように繋がっているかは分かりません。
筆者の考えは後者の「関わる機会が限られているから、残り期間で何か出来ることはないか」になります。
これは、新しく来た方の応募する切っ掛けが、過去に居た方から話を聴いてのものだった、という体験が筆者に数回あったことも影響しているように思います。
去っていく新人・後輩に向けて、何が出来るか
「関わる機会が限られているから、残り期間で何か出来ることはないか」というスタンスを取るとしたら、具体的にどのようなことが出来るでしょうか。
環境・状況にもよるでしょうが、筆者の場合は、下記2つのことを試みています。
通常業務もある中なので、取れる時間は限られてきますが。
- Excel等、他の場所でも使える汎用的なスキルを復習・習得してもらうための時間を取る
- 現状や今後どうしたいかを、一緒に整理するための時間を取る
整理するための時間を取る際は、認識合わせのために、話の内容を見える化するのように形に残るものにすると、新人・後輩に向けての餞別になるのではないか、と考えたりもします。
納得のいく一区切りのために
送り出す新人・後輩が、後々新たな出会いをもたらしてくれるかもしれません。
そのためだけではありませんが、お互いに少しでも気持ち良く、新人・後輩の最終日を迎えられたらと思っております。
筆者は、そのとき出来るだけのことはした、という自分なりの納得を積み重ねて行ければ、と考えています。